信仰の旅

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こんにちは、ショウアンと申します。私はカトリック教徒です。

歴史や文化といった社会科学に情熱と専門性を持ち、ビジネスやVIP旅行の分野でも豊富な経験を積んでまいりました。

長い間、信仰をテーマにした旅を始めることに自信が持てず、ためらいを感じていました。しかし、心からの祈りを通して神様の導きを感じ、この「Faith Tours(信仰の旅)」を始める確信と勇気を与えられたのです。

こうして生まれたこの巡礼のかたちは、単なる観光ではなく、魂を満たすスピリチュアルな体験です。

では、私のツアーの何が特別なのでしょうか?

ツアーコンダクターの資格を持つ私は、目的地をご案内するだけでなく、その背後にある宗教的歴史や物語を心を込めてお伝えします。また、あまり知られていない小さな祈りの場や、隠れた魅力をご紹介しながら、ときには祈りを共にし、信仰の時間を分かち合いたいと願っています。

訪問先はすべて、私自身が事前に足を運び、じっくりと確認したうえで行程に組み込んでいます。安心して、心深く意味のある巡礼をお楽しみいただけるよう、丁寧に準備を重ねています。

この体験は、単なる移動や観光ではありません。

それは、神との神聖な出会いの旅であり、神への愛を深め、そしてその愛を他者と分かち合うきっかけとなる道のりです。

どうぞ私とともに、日本の聖なる地をめぐる信仰の旅へ出かけましょう。

長崎・天草

隠れキリシタン世界遺産を巡る旅

2018年、長崎と天草はユネスコ世界遺産に正式登録されました。その歴史的・精神的な重要性が認められたのです。この地域は、日本の隠れキリシタンたちが示した揺るぎない信仰の証です。ここでは、1549年にキリスト教を伝えるために来日した聖フランシスコ・ザビエルの足跡から、250年以上にわたり信仰を密かに守り続けた人々の物語が語り継がれています。

1637〜1638年に起きた島原の乱で、キリシタンたちは幕府軍に敗れ、激しい弾圧の中で信仰を隠すことを強いられました。それでも、彼らは希望の光を絶やさず、密かにキリストを信じ続けたのです。長崎・天草は、そうした勇気と忍耐、そして深い信仰心の証人として今も輝いています。

地域のハイライト:

日本におけるキリスト教の黎明: フランシスコ・ザビエルが日本にもたらしたキリスト教の始まりをたどる。

島原の乱: キリシタンと幕府の間で繰り広げられた激しい戦いの記憶。

二十六聖人の殉教: 1597年、長崎で十字架にかけられた26人のキリシタンの殉教地を訪れる。

隠れキリシタンの時代: 250年以上の間、密かに行われていた信仰の実践とその歴史を探る。

被爆マリア像: 1945年の長崎原爆で被災しましたが、マリア像の一部が奇跡的に残り、平和の象徴となっている。

歴史あるカトリック教会: 大浦天主堂や天草の教会群など、歴史と静寂が息づく美しい教会を巡る。

五島列島と天草: 隠れキリシタンたちが避難し、信仰を守り続けた風光明媚な土地を散策。

北海道・秋田

日本におけるキリスト教の新時代

19世紀後半、幕府の崩壊とともに、日本は明治天皇の下で大きな変革期を迎え、西洋との貿易や交流の門戸を開きました。長く抑圧されていたキリスト教は、この新しい時代に再び息を吹き返し、力強く成長し始めました。北海道や秋田では、その復興の軌跡が修道院や教会の建築様式に美しく映し出されています。西洋と日本の文化が融合した建築や、近代日本の夜明けを象徴する歴史的な場所を巡ることで、信仰と近代化が交差する時代の精神と文化遺産を体感できる巡礼の旅が始まります。

地域のハイライト:

トラピスチヌ修道院:函館近郊に位置するトラピスチヌ修道院は、1898年にフランス人修道女によって創設されました。静かな回廊と美しい庭園が、平穏と瞑想の場となっています。

トラピスト修道院:北斗市に位置するトラピスト修道院は、1896年に創設され、質素な修道生活の美しさを今に伝えています。現在も修道士たちが手作りする乳製品が親しまれています。この聖地は、日本におけるキリスト教復興の静かな力強さを物語っています。

小樽、函館の教会:函館の元町カトリック教会や小樽の富岡天主堂など、その建築美に心を奪われることでしょう。色鮮やかなステンドグラス、精緻な祭壇、西洋風のデザインは、明治時代のキリスト教の広がりを象徴し、日本独自の美意識と見事に調和しています。

五稜郭:1860年代に築かれた星形の要塞「五稜郭」は、西洋の軍事建築に影響された傑作です。1869年、ここでは旧幕府軍と明治政府軍による最後の戦いが繰り広げられ、日本の近代化への転換点となりました。

秋田・聖体奉仕会修道院:「秋田の聖母」として知られるこの修道院は、奇跡の地として名高い聖地です。1975年から1981年にかけて、聖母マリア像が101回涙を流したとされ、世界中から注目を集めました。この奇跡は、多くの巡礼者の心に深い祈りを呼び起こし、今も祈りと癒しの場として大切にされています。

東京・大阪・富士山

日本の心を巡るスピリチュアルな旅

東の東京と西の大阪は、活気あふれる大都市であると同時に、カトリック信者が信仰を育む温かな共同体の地でもあります。神聖な富士山の山腹を含むこれらの地は、都市の霊性、多文化的な礼拝、そして自然の美が融合する巡礼の旅の舞台となっています。

地域のハイライト:

聖イグナチオ教会(東京):東京の中心に位置する聖イグナチオ教会は、東京カトリック共同体の拠点であり、上智大学のキャンパス内にあります。日曜ミサは日本語、英語、ベトナム語で行われ、国際的な巡礼者をあたたかく迎えています。現代的な建築と静かな雰囲気が調和し、都市の喧騒の中でも祈りと黙想にふさわしい空間です。

玉造教会(大阪):大阪教区の主教座聖堂である聖マリア大聖堂(玉造)は、西日本における信仰の灯台です。美しいネオロマネスク様式の建築が印象的で、日本語・英語・ベトナム語による日曜ミサを通じて、多様性と包容力に満ちた礼拝の場を提供しています。静けさに包まれた堂内と豊かな歴史は、神とのつながりを求める巡礼者の心に、深く響くことでしょう。

富士の聖母像:日本を象徴する霊峰・富士山の二合目に静かにたたずむ「富士の聖母像」は、聖母マリアに捧げられた神聖な祈りの地です。「パワースポット」としても知られるこの場所は、雄大な景色と深い平安をもたらし、訪れる人々に神との特別な出会いをもたらします。富士山に抱かれながら迎えるこの神聖なひとときは、巡礼の旅を象徴する忘れがたい体験となるに違いありません。